杉山輪業は、愛媛県松山市一番町にある自転車、スポーツサイクルを取り扱う自転車屋です。自転車の販売、修理はもちろん、通勤/通学用自転車、サイクリングやイベントなどもご相談もお気軽にお問い合わせください
copyright© Sugiyama Ringyo
all rights reserved.
カンパニョーロの代表作であるシャマルシリーズの最新作、「シャマルDual Profile」に試乗してきました!
シャマルは代々レーシングアルミホイールとして地位を確立していましたが、前作からエンデュランスホイールの立ち位置に変更され、より多くのライダーにマッチするホイールとなりました。今作もその流れを受け継ぎつつ、軽量化や剛性のアップが図られています。
〇カンパニョーロ SHAMAL Dual Profile ¥343,200(税込)
〇スペック
重量:1480g
リムハイト:40~45mm(波型)
リム幅:内幅23mm、外幅29mm
適合タイヤ25~41mm
このホイールで一番注目すべき点は見た目でしょう!カンパニョーロらしい高級感あるホイールで、艶のあるC-LUX処理が目を引きます。伝統のG3はなんと3×7組のものに変更され、リムブレーキ時代の見た目になっております。影に映る姿もカッコいいので、いつでもテンションがあがっちゃいます!
リムは近年流行している波型で、40~45mmで変動します。波型にすることで斜めからの風に強くなり、ハンドルの安定性が増すメリットがあります。「横風にあおられてハンドルがふらつく」ということは無く、まるでローハイトホイールを履いているかのような安心感でした。この点は、初めてハイトの高いカーボンホイールを使う方にも安心していただける点だと思います。空力性能に関して、40km/h前後まではスムーズに走ることができます。45km/h以降はリムハイトの影響もあり、伸びに物足りなさを感じる時がありました。
ホイールの乗り味に大きな影響を与える剛性についてですが、「自分の感覚ではエンデュランスホイールの範囲」に収まる剛性だと感じました。カンパニョーロはレーシーな走り方をする人向けにBORAシリーズがあり、シャマルとの棲み分けがされています。シャマルDPの剛性では、レースのシビアな反応には一歩遅れるだろうというのが正直な感想です。逆に言えば脚にダメージの来ないホイールとも言えます。剛性がマイルドではありますが力が逃げるということは全く無く、懐が深い印象です。サイクリングからレースまでこれ一本!とはいきませんが、長距離を走る目的のライドや、自分の限界に挑戦するような旅ライドでは、この剛性が非常にマッチします。
~まとめ~
新しくなったシャマルDPは、見た目も最高にカッコ良く、自分の自転車の高級感が一段とアップすること間違いなしです!懐の深い剛性感で、多くの人に満足いただけるホイールだと思います。また、長距離のライド(ブルべなど)をしたい・やってみたいという方にも、空力と剛性のバランスが良く、自信を持ってオススメ出来ます。ハンドルの安定性が高いので、それだけストレスも減り、省エネルギーで走れる点も魅力です。
まだ日本でシャマルDPを履いた自転車は少ないです!この機会に是非、ご来店・ご相談お待ちしております!!